「キーワードを選ぶとき、どれを選べばいいかわからない」「検索ボリュームの調べ方を知りたいけど、どのツールを使えばいいか迷っている」——SEO対策を始めたばかりの方や、キーワード選定に悩んでいる方に向けて、本記事を書きました。

検索ボリュームはキーワード選定において最も重要な指標のひとつです。無料ツールから有料ツールまでの調べ方と、実際の選定手順を丁寧に解説します

中嶋 翼

この記事の監修者:中嶋 翼(CEO)

株式会社アリカ代表取締役CEO。SEO・コンテンツマーケティング・Web戦略を専門とし、多くの企業のWebメディア成長を支援。最新のSEOトレンドと実践的な施策を発信中。

趣味はポーカーとサウナと、認めたくないけどゴルフ。 来年こそポーカーで5ヶ国周りたいと思ってます!

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検索ボリュームとは?

検索ボリュームの定義

検索ボリューム(Search Volume)とは、特定のキーワードが一定期間(主に月間)にどれだけ検索されたかを示す数値です。「月間検索数」や「月間検索ボリューム」と呼ばれることもあります。

例えば「SEO対策」というキーワードの月間検索ボリュームが10,000であれば、毎月約10,000回そのキーワードで検索されていることを意味します。

SEO対策における検索ボリュームの重要性

検索ボリュームはキーワード選定の最も基本的な指標です。ボリュームを把握することで:

  • どのキーワードで記事を書けばアクセスが見込めるかがわかる
  • キーワードの優先順位を決められる
  • 市場の需要を把握し、コンテンツ戦略を立てやすくなる

注意点

検索ボリュームはあくまで「月間の検索回数の推定値」です。ツールによって数値が異なる場合があり、実際の検索数とは多少のずれが生じることがあります。傾向値・目安として活用しましょう。

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検索ボリュームの調べ方【無料ツール編】

Googleキーワードプランナー

無料 Googleキーワードプランナー

Google広告(旧Google AdWords)の機能として提供されているキーワードリサーチツールです。Google広告のアカウントがあれば無料で利用できます。

特徴:

  • Googleの検索データを直接使用しているため信頼性が高い
  • 月間検索ボリュームのほか、競合性・推定入札単価も確認できる
  • 広告を出稿していない場合、数値が「1,000〜10,000」などの範囲表示になる(出稿すると詳細値が表示される)
  • 関連キーワードの候補を大量に取得できる

向いている用途:キーワードの大まかな規模感を把握したい時・関連キーワードの洗い出し

ラッコキーワード

無料(一部有料) ラッコキーワード

日本のSEO担当者に広く使われているキーワードリサーチツールです。Googleのサジェストキーワードを一括取得できることで知られています。

特徴:

  • サジェストキーワードをa〜z・あ〜んで網羅的に取得できる
  • 無料版でも月間検索ボリュームを確認可能(1日10回まで)
  • 「ニーズ把握」「Q&A抽出」「見出し抽出」など競合分析機能も充実
  • 日本語キーワードに強く、国内SEOに特化した設計

向いている用途:サジェストキーワードの洗い出し・関連語句の把握

Ubersuggest

無料(一部有料) Ubersuggest

Neil Patelが開発したSEOツールで、英語・日本語ともに対応しています。

特徴:

  • キーワードの月間検索ボリューム・SEO難易度(KD)・CPCを一覧表示
  • 競合サイトのオーガニックキーワード調査が無料で可能
  • 無料版は1日3回までの検索制限あり
  • コンテンツアイデア機能でSNSシェア数の多い記事も確認できる

向いている用途:キーワード難易度の確認・競合サイトのキーワード調査

Googleトレンド

無料 Googleトレンド

キーワードの検索人気度の推移をグラフで確認できるGoogleの無料ツールです。

特徴:

  • 特定期間の検索トレンドを時系列で可視化できる
  • 季節性のあるキーワード(「鍋レシピ」「確定申告」など)の需要変化が一目でわかる
  • 複数キーワードの人気度比較が可能
  • 地域別・デバイス別のトレンドも確認できる

向いている用途:キーワードの季節性確認・トレンドキーワードの発見

無料ツールの活用ポイント:ラッコキーワードでサジェストキーワードを洗い出し → Googleキーワードプランナーで月間検索ボリュームを確認 → Googleトレンドで季節性をチェック、という組み合わせが効率的です。

検索ボリュームの調べ方【有料ツール編】

Ahrefs(エイチレフス)

有料 Ahrefs

世界最大級のSEOツールのひとつで、プロのSEO担当者に広く使われています。月額$99〜(約15,000円〜)。

主な機能:

  • キーワードエクスプローラーで詳細な検索ボリューム・KD(キーワード難易度)・クリック数を確認
  • 競合サイトのオーガニックキーワードと順位を一括確認
  • 被リンク分析・コンテンツギャップ分析など包括的なSEO機能
  • 日本語データの精度が高く、国内SEOに適している

SEMrush(セムラッシュ)

有料 SEMrush

マーケティング全般をカバーする総合デジタルマーケティングツール。月額$139.95〜(約22,000円〜)。

主な機能:

  • キーワードリサーチ・広告調査・コンテンツ分析を一元管理
  • 「キーワードマジックツール」で関連キーワードを大量取得できる
  • ポジショントラッキングで自サイトの順位変動を追跡
  • SNS分析・コンテンツ監査など幅広い機能を提供

Moz(モズ)

有料 Moz Pro

Domain Authority(DA)スコアで知られるSEOツール。月額$99〜(約15,000円〜)。

主な機能:

  • Keyword Explorerでキーワード難易度・月間検索ボリュームを確認
  • SERPフィーチャー(強調スニペット・ナレッジパネルなど)の表示予測
  • ドメインオーソリティ・ページオーソリティの確認
  • 英語圏サイトの分析に特に強みがある
ツール 月額費用 日本語対応 主な強み
Ahrefs $99〜 被リンク分析・競合調査
SEMrush $139.95〜 広告・SNS含む総合分析
Moz Pro $99〜 DA・PAスコア・英語圏

検索ボリュームを活用したキーワード選定の手順(4ステップ)

1

テーマに関連するキーワードを洗い出す

まずブレインストーミング感覚で、自社サービス・商品・コンテンツテーマに関連するキーワードをリストアップします。ラッコキーワードでサジェスト・関連キーワードを一括取得すると効率的です。「誰が」「どんな悩みで」検索するかを意識してキーワードを考えましょう。

2

各キーワードの検索ボリュームを確認する

洗い出したキーワードをGoogleキーワードプランナーやAhrefsなどのツールに入力し、月間検索ボリュームを確認します。この時点では数値の大小よりも、キーワード全体の規模感を把握することが目的です。

コツ:ひとつのキーワードだけでなく、同じ意味・近い意味の複数キーワードを同時に比較しましょう。例えば「SEO対策」「SEO施策」「SEO方法」など、検索ボリュームが最も多い表現を軸キーワードに選ぶと効果的です。
3

競合性(キーワード難易度)を確認する

検索ボリュームが大きいキーワードほど競合も激しい傾向があります。UbersuggestのKD(キーワード難易度)やAhrefsのKDスコアを確認し、自サイトの現在のドメイン力で上位表示が狙えるかどうかを判断します。

一般的に、新設サイトや低ドメイン力のサイトは難易度の低いロングテールキーワードから攻略するのが効果的です。

4

ユーザーの検索意図を確認して記事化する

キーワードが決まったら、そのキーワードで実際に検索し、上位表示されているページの構成・内容・ボリュームを確認します。検索意図(情報収集なのか、購入検討なのか、比較なのか)を正確に把握し、上位ページを参考にしながらより価値の高いコンテンツを制作しましょう。

検索ボリュームの目安と判断基準

ボリュームの規模感と特徴

月間検索ボリューム キーワード分類 特徴
10,000以上 ビッグキーワード 流入ポテンシャルは高いが競合が激しく、上位表示は難しい
1,000〜9,999 ミドルキーワード バランスが良い。サイト規模に応じて積極的に狙う
100〜999 スモールキーワード 競合が少なく上位表示しやすい。CVRが高い傾向も
100未満 ロングテールキーワード 超ニッチだが購買意欲が高いユーザーに刺さる

初心者・新規サイトのキーワード選定の基本方針

立ち上げ間もないサイトやドメインパワーが低い段階では、月間検索ボリューム100〜1,000のスモール〜ロングテールキーワードを中心に攻略することを推奨します。競合が少なく上位表示しやすいため、早期に流入を獲得し、サイトの評価を高めることができます。

検索ボリュームだけで判断しないための注意点

検索意図とのズレに注意する

検索ボリュームが高くても、そのキーワードの検索意図が自社コンテンツと一致していなければ意味がありません。例えば「SEO対策」は情報収集段階のキーワードですが、「SEO対策 会社 比較」はサービス選定段階のキーワードです。CVに直結させたいなら後者が有効です。

季節性・トレンドを確認する

「確定申告」「夏休み 旅行」などのキーワードは特定の時期にボリュームが急増します。Googleトレンドで季節性を事前に確認し、記事の公開タイミングを調整することで、より多くの流入を獲得できます。

競合サイトの実力も考慮する

検索ボリュームと難易度スコアだけでなく、実際に上位表示されているサイトを確認しましょう。上位が大手メディアや公式サイトで占められているキーワードは、たとえボリュームが小さくても難易度が高い場合があります。

実践的な判断基準:「月間検索ボリューム ÷ 競合難易度」で優先度を考える。ボリュームが300あっても難易度が低く、自サイトが勝てそうなキーワードは積極的に狙う価値があります。
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まとめ

検索ボリュームの調べ方と活用方法について、ツール別・手順別に解説してきました。最後に本記事のポイントを整理します。

検索ボリュームを活用したキーワード選定のまとめ

  • 無料ツール:ラッコキーワード(サジェスト洗い出し)+ Googleキーワードプランナー(ボリューム確認)+ Googleトレンド(季節性)の組み合わせが基本
  • 有料ツール:本格的なSEO施策にはAhrefs・SEMrushが特にオススメ。競合分析まで一括でできる
  • 手順:キーワード洗い出し → ボリューム確認 → 難易度チェック → 検索意図の確認の4ステップで進める
  • 規模感:初心者・新規サイトはスモール〜ロングテールキーワード(100〜999)から狙うのが鉄則
  • 注意点:ボリュームだけでなく、検索意図・季節性・競合の実力も合わせて判断する

キーワード選定はSEO対策の土台です。本記事で紹介したツールと手順を活用して、成果につながるキーワード戦略を構築してください。

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