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2026.02.23
SEO
SEOのCTR(クリック率)を改善する方法5選|原因と具体的な対策を解説!
「順位は上がったのに、なぜかアクセスが増えない」
「Search Consoleを見ると表示回数は多いのに、クリックされていない」
SEO担当者や運営者の方から、こういった悩みをよく耳にします。検索順位を改善することに注力しがちなSEO対策ですが、実はCTR(クリック率)の改善だけで、アクセス数を大幅に引き上げられるケースは非常に多いのです。
本記事では、SEOにおけるCTRの基本から、クリックされない原因の分析、具体的な改善手法まで、実務で活用できる情報を詳しく解説します。
目次
- SEOにおけるCTR(クリック率)とは?基本をおさらい
- CTRの定義と計算式
- なぜSEOでCTRが重要なのか
- 検索順位別のCTR平均値|あなたのサイトは低い?高い?
- 順位別CTRの目安データ(2025年最新)
- 業界・クエリタイプ別のCTR傾向
- 自サイトのCTRをSearch Consoleで確認する方法
- CTRが低い3つの原因|なぜクリックされないのか
- 原因①:タイトルが検索意図とズレている
- 原因②:検索結果画面で目立てていない
- 原因③:検索結果の構造変化に対応できていない
- SEOのCTRを改善する5つの具体的な方法
- ①タイトルタグを最適化する
- ②メタディスクリプションを改善する
- ③構造化データでリッチリザルトを獲得する
- ④検索意図に合ったコンテンツ内容にリライトする
- ⑤表示回数が多くCTRが低いクエリから優先的に改善する
- CTR改善でやってはいけない3つのNG行為
- NG①:釣りタイトル・誇張表現
- NG②:キーワードの過剰な詰め込み
- NG③:CTRだけに固執した最適化
- CTR改善の効果を正しく測定する方法
- Search Consoleでの比較分析のやり方
- 改善サイクルの回し方
- マーケティングに課題を抱えているならアリカへ相談!
- まとめ|CTRは「今すぐ改善できる」SEO施策
SEOにおけるCTR(クリック率)とは?基本をおさらい
SEO対策に取り組んでいる方であれば、CTRという言葉を一度は目にしたことがあるはずです。しかし「なんとなく知っている」という方も多いのではないでしょうか。まずは基本的な定義と、なぜSEOでこれほど重視されるのかを整理しましょう。
CTRの定義と計算式
CTRとは「Click Through Rate」の略で、日本語ではクリック率と呼ばれます。検索結果に自分のページが表示された回数(インプレッション数)のうち、実際にクリックされた割合を示す指標です。
計算式はシンプルです。
例えば、あるページが検索結果に1,000回表示されて50回クリックされた場合、CTRは5%になります。この数値が高いほど、検索ユーザーにとって魅力的なタイトルや説明文であると判断できます。
なぜSEOでCTRが重要なのか
SEOにおいてCTRが重要視される理由は、大きく2つあります。
1つ目は、CTRが直接アクセス数に影響するからです。仮に検索順位が変わらなくても、CTRを2%から4%に改善できれば、単純計算でアクセス数は2倍になります。順位を上げる施策と並行して、あるいは順位改善が難しいページについては先にCTRを改善する方が、費用対効果の高いアプローチになるケースも少なくありません。
2つ目は、GoogleがCTRをランキングシグナルの一つとして考慮している可能性があるからです。ユーザーに選ばれるページは、コンテンツの質が高いとGoogleに評価される傾向があります。CTRを高めることで、SEO順位にも間接的なプラス効果が期待できるのです。
CTRの基本まとめ
- ❶ CTRとは、検索結果に表示されたページがクリックされた割合のこと
- ❷ CTRを改善するだけで、順位を変えずにアクセス数を増やせる
- ❸ CTRの向上は、Googleの評価にも間接的に好影響を与える可能性がある
検索順位別のCTR平均値|あなたのサイトは低い?高い?
CTRの改善に取り組む前に、まず「自分のサイトのCTRは高いのか低いのか」を正しく把握することが必要です。そのための判断基準として、検索順位別の平均CTRデータを押さえておきましょう。
順位別CTRの目安データ(2025年最新)
複数の調査データを参照すると、2025年時点における検索順位別のCTR目安は以下の通りです。
| 検索順位 | 平均CTR(目安) |
|---|---|
| 1位 | 約25〜30% |
| 2位 | 約12〜15% |
| 3位 | 約8〜10% |
| 4〜5位 | 約5〜7% |
| 6〜10位 | 約2〜4% |
| 2ページ目以降 | 1%未満 |
上記はあくまでも目安です。検索結果には広告やリッチリザルト、ナレッジパネルなど様々な要素が表示されるため、実際のCTRは検索クエリや業界によって大きく変動します。重要なのは業界平均との比較よりも、自サイトの過去データと比較して改善の推移を追うことです。
業界・クエリタイプ別のCTR傾向
CTRはクエリの種類や業界によっても大きく異なります。主な傾向として、以下の点を押さえておくと自サイトの数値を正しく評価できます。
ブランド検索(指名検索)は、ユーザーがすでにそのブランドを知った上で検索しているため、CTRが非常に高くなる傾向があります。一方、情報収集型のクエリ(「〇〇とは」「〇〇の方法」など)は比較的CTRが低め、購買意欲の高いトランザクショナルクエリ(「〇〇 購入」「〇〇 おすすめ」など)は中程度になることが多いです。
また、医療・法律・金融などのYMYL(Your Money or Your Life)分野は、ユーザーが慎重に情報源を選ぶため、権威性が感じられるサイトにCTRが集中しやすい特徴があります。
自サイトのCTRをSearch Consoleで確認する方法
自サイトのCTRを確認するには、Google Search Console(サーチコンソール)を使うのが最も手軽で正確な方法です。以下の手順で確認できます。
- Search Consoleにログインし、左メニューから「検索パフォーマンス」をクリック
- 「平均CTR」にチェックを入れると、全体のCTR推移グラフが表示される
- 「クエリ」タブでキーワードごとのCTR、「ページ」タブでURLごとのCTRを確認できる
- 「表示回数が多いのにCTRが低いクエリ」を洗い出すと、改善優先度が高い箇所が見えてくる
Search Consoleは無料で利用できるうえ、実際の検索データを確認できる唯一の公式ツールです。まだ設定していない場合は、早めに導入することをおすすめします。
CTRが低い3つの原因|なぜクリックされないのか
検索結果に表示されているにもかかわらず、クリックされない。その原因を正確に把握しなければ、どれだけ改善施策を打っても効果が出にくいでしょう。CTRが低くなる主な原因を3つに整理して解説します。
原因①:タイトルが検索意図とズレている
CTRが低い最も根本的な原因の一つが、タイトルと検索意図のミスマッチです。ユーザーが検索に使うキーワードには、その裏に「知りたいこと」「解決したいこと」が必ずあります。
例えば「SEO 始め方」で検索するユーザーは、「初心者でも分かる手順」を求めています。この検索に対して「SEOの歴史と基礎知識」というタイトルが表示されても、クリックしようとは思わないでしょう。タイトルが検索意図に合致していなければ、どれだけ上位表示されていても選ばれないのです。
原因②:検索結果画面で目立てていない
検索結果ページ(SERP)は、複数のページが並んでユーザーの選択を争う、いわば競合との「棚の奪い合い」です。タイトルやメタディスクリプションが他のサイトと似たような表現ばかりでは、自然と埋もれてしまいます。
特に以下のような状態のページは、検索結果画面での存在感が薄くなりがちです。
- タイトルに数字や具体性がなく、抽象的な表現が続いている
- メタディスクリプションが設定されておらず、本文の冒頭が自動抽出されている
- 構造化データが未設定で、リッチリザルトが表示されていない
- タイトルが長すぎて検索結果で途切れている
原因③:検索結果の構造変化に対応できていない
近年、Googleの検索結果ページは大きく変化しています。従来の10件の青いリンクが並ぶシンプルな表示から、AI Overviews(AIによる回答)、強調スニペット、People Also Ask(関連する質問)、ショッピング結果、ローカルパックなど、多様な形式が混在するようになりました。
こうした変化によって、たとえ検索順位が上位であっても、画面上でスクロールしなければ自分のページが見えない「実質的な順位低下」が起きているケースがあります。SERPの構造変化を把握せずに従来の施策だけを続けていると、CTRが下がり続ける原因になるのです。
SEOのCTRを改善する5つの具体的な方法
原因が分かれば、対策は明確です。ここでは実務で即座に試せるCTR改善の具体的な施策を5つ紹介します。優先度が高いものから順に解説しているため、ぜひ上から取り組んでみてください。
①タイトルタグを最適化する
CTR改善において最もインパクトが大きく、最初に着手すべき施策がタイトルタグの最適化です。タイトルは検索結果でユーザーの目に真っ先に入る要素であり、クリックするかどうかの判断に直接影響します。
効果的なタイトルには以下の要素が含まれていることが多いです。
- メインキーワードをタイトルの前半に配置する
- 数字を入れて具体性を持たせる(「5つの方法」「3つのポイント」など)
- ユーザーが得られるベネフィットを明示する
- 全角32文字以内を目安に収める(PCで表示が途切れないよう)
- 「完全ガイド」「徹底解説」「初心者向け」など、内容の信頼性・対象を示すワードを活用する
ただし、タイトルの変更は検索順位に影響を与えることもあります。変更前後のCTRデータを必ずSearch Consoleで比較検証し、効果を確認しながら進めましょう。
②メタディスクリプションを改善する
メタディスクリプションは、検索結果でタイトルの下に表示される説明文です。SEOランキングには直接影響しないとされていますが、ユーザーがクリックするかどうかを決める重要な情報として機能します。
メタディスクリプションを設定していない場合、Googleが本文から自動で抽出しますが、必ずしも魅力的な文章になるとは限りません。以下のポイントを意識して、自分でコントロールすることが重要です。
- 全角120文字以内(PCでの表示を考慮)に収める
- 検索キーワードを自然な形で含める(検索結果でハイライト表示される)
- ページを読むと何が得られるのかを具体的に伝える
- 「詳しく解説します」「ぜひご覧ください」など、クリックを促す一文を最後に添える
③構造化データでリッチリザルトを獲得する
構造化データとは、ページのコンテンツ情報をGoogleに正確に伝えるためのコードです。適切に実装することで、検索結果に星評価・FAQ・パンくずリスト・レビュー数などが表示される「リッチリザルト」が表示される可能性があります。
リッチリザルトが表示されると、通常のリンクよりも視覚的に目立ち、情報量が増えるため、CTRを大幅に改善できるケースがあります。特にFAQのリッチリザルトは比較的実装しやすく、多くのページで効果を発揮します。
実装後はGoogle Search ConsoleのリッチリザルトテストやURL検査ツールで、正しく認識されているか確認しましょう。
④検索意図に合ったコンテンツ内容にリライトする
タイトルや説明文が魅力的でも、クリックしてページを開いた後に「求めている情報がない」と判断されると、ユーザーはすぐに離脱します。この直帰はGoogleにとって否定的なシグナルとなり、長期的にCTRや順位にも影響します。
そのため、タイトルで約束した内容がページ本文で確実に満たされているかを見直すことが大切です。CTRとコンテンツの質は切り離せないセットです。表面的な見た目を整えるだけでなく、読者の疑問に誠実に答えるコンテンツづくりが根本的な解決策になります。
⑤表示回数が多くCTRが低いクエリから優先的に改善する
CTR改善の取り組みを効率化するには、改善インパクトが大きいページやクエリから着手することが重要です。Search Consoleで「表示回数が多いのにCTRが低いクエリ」を抽出し、優先的に改善することで、少ない労力で大きな効果が期待できます。
具体的な方法として、Search ConsoleのクエリフィルターでCTRを昇順に並べ替え、表示回数が100以上でCTRが3%未満のクエリをリストアップしましょう。そのクエリに対応するページのタイトルとメタディスクリプションを見直すことで、改善施策の優先順位が明確になります。
CTR改善5施策まとめ
- ❶ タイトルは数字・ベネフィット・キーワードを意識して最適化する
- ❷ メタディスクリプションは自分で設定し、クリックを促す文章にする
- ❸ 構造化データでリッチリザルトを獲得し、検索結果での存在感を高める
- ❹ コンテンツ内容も検索意図に合わせてリライトし、離脱を防ぐ
- ❺ 表示回数が多くCTRが低いクエリを優先して改善し、効率を最大化する
CTR改善でやってはいけない3つのNG行為
CTRを改善しようとするあまり、やり過ぎてしまうケースも少なくありません。短期的にはCTRが上がっても、長期的にサイトの評価を傷つけかねないNG行為を3つ紹介します。
NG①:釣りタイトル・誇張表現
「絶対に成功する」「必ず稼げる」「100%改善する」といった誇張表現を使ったタイトルは、短期的にはクリック率が上がることがあります。しかし、ページを開いたユーザーが期待と異なる内容に失望してすぐ離脱すると、直帰率の悪化やCVRの低下につながります。
Googleもこうした「クリックベイト」的な手法を問題視しており、ユーザーのためにならないコンテンツと判断されると、評価が下がるリスクがあります。タイトルはあくまでもページの内容を正確に伝えるものでなければなりません。
NG②:キーワードの過剰な詰め込み
CTR改善を意識するあまり、タイトルやメタディスクリプションに複数のキーワードを詰め込みすぎると、可読性が著しく低下します。「SEO CTR クリック率 改善方法 2025年 完全解説」のような不自然な羅列は、ユーザーに不信感を与え、むしろクリックを遠ざけてしまいます。
キーワードは検索意図に沿って1〜2個を自然な形で含めるのが基本です。ユーザーが実際に読んで「クリックしたい」と思える、読みやすい文章を優先しましょう。
NG③:CTRだけに固執した最適化
CTRを高めることに集中するあまり、コンテンツの質やユーザー体験(UX)をおろそかにしてしまうのも注意が必要です。CTRはあくまでもSEOの目標を達成するための手段であり、最終的な目標は「ユーザーの課題を解決し、コンバージョンにつなげること」です。
CTRが高くてもコンバージョン率が低ければ、ビジネス上の成果にはつながりません。CTR・滞在時間・直帰率・コンバージョン率を総合的に見ながら、バランスの取れた改善を進めることが重要です。
CTR改善の効果を正しく測定する方法
施策を実施したら、その効果を正しく測定することが欠かせません。感覚的な判断ではなく、データに基づいてPDCAサイクルを回すことで、CTR改善の精度を高めていけます。
Search Consoleでの比較分析のやり方
CTR改善の効果を測定する際に最も活用すべきツールが、Google Search Consoleです。施策の前後でCTRがどう変化したかを正確に比較するには、以下の手順が有効です。
- Search Consoleの「検索パフォーマンス」画面で、施策実施前と実施後の期間を「期間の比較」機能で設定する
- 対象のURLやクエリを絞り込み、CTR・クリック数・表示回数の変化を確認する
- タイトルやメタディスクリプションを変更した日付をメモしておき、その前後での変化を評価する
注意点として、タイトル変更の効果がSearch Consoleのデータに反映されるまでには、通常1〜2週間程度かかります。変更直後の数値だけで判断せず、少なくとも2〜4週間分のデータを比較した上で効果を評価することを心がけましょう。
改善サイクルの回し方
CTR改善は一度施策を打って終わりではなく、継続的に改善サイクルを回すことが重要です。以下のサイクルを意識して取り組みましょう。
- Search Consoleで低CTRのクエリ・ページを洗い出す(月1回程度)
- 優先度の高いページから順に、タイトル・メタディスクリプションを改善する
- 改善後2〜4週間でCTRの変化をデータで確認する
- 効果が出たパターンを横展開し、効果がなかった場合は原因を分析して再改善する
この改善サイクルを継続することで、サイト全体のCTRが底上げされ、安定したアクセス増加につながります。特定ページのCTR改善で得られた知見は、新規ページのタイトル設計にも活かせるため、運用効率も向上していきます。
マーケティングに課題を抱えているならアリカへ相談!
「どのようなマーケティング施策を行えばよいかわからない」
「社内にノウハウがない」
とお悩みの企業は少なくないはず。
そんな時は、マーケティング支援の専門家に相談するのも1つの方法です。
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まとめ|CTRは「今すぐ改善できる」SEO施策
CTR(クリック率)は、検索順位に依存せず、自分たちの工夫次第で今すぐ改善できるSEO施策の一つです。本記事の内容を振り返りましょう。
CTRとはクリック数÷表示回数×100で算出されるクリック率のことで、SEOにおいては順位を変えずにアクセスを増やせる重要な指標です。検索順位が高くても、CTRが低ければ期待通りの集客効果は得られません。
自サイトのCTRが業界標準と比べて低いかどうかを判断するには、Search Consoleで実際のデータを確認することが第一歩です。表示回数が多くCTRが低いクエリを洗い出し、そこから優先的に改善施策を始めると効率よく成果が出ます。
CTRが低い主な原因は、タイトルと検索意図のズレ、検索結果での存在感の薄さ、SERPの構造変化への未対応の3つです。これらを解消するために、タイトルの最適化・メタディスクリプションの改善・構造化データの実装・コンテンツのリライトに取り組みましょう。
一方で、釣りタイトルや過剰なキーワード詰め込みはCTRに悪影響を与えかねない行為です。CTRだけに固執せず、コンテンツの質やユーザー体験も合わせて改善することが、長期的なSEO成果につながります。
SEO対策において、順位改善と並行してCTR改善を継続的に行うことで、サイト全体のアクセス数と成果を着実に向上させていきましょう。
