「求人を出しても応募が来ない」——
それは魅力がないからではなく、見られていないから。
本記事では、はじめてでも迷わない“SNS採用の全体像”を、スマホでサクッと読める形にまとめました。
いま、なぜ「SNS採用」が必要なのか
慢性的な人手不足。けれど、応募が集まらない。
と悩んでいますよね。
とりあえず、求人票作成やSNS運用を始めてみたけど、成果が出ない。
そう感じてこの記事を訪れて下さったのではないでしょうか?
求人票を作成しても採用につながらない、最も大きな理由は「求人票だけでは空気感が伝わらないから」です。
特に若い人は求人の条件等よりも、職場の空気感や働きやすさを重視しています。
もっと言えば、求人媒体よりもInstagram / TikTok / Xで会社の日常を見て、どんな会社かをリサーチしているのです。
ライバル企業はSNSを駆使して採用を成功させているのに。
そんな中、
SNS運用もしていない
そもそも何を投稿すればよいかわからない
と足踏みしているのは非常にもったいないことですよね。
ちなみに「足踏みしている」と表現したのは、SNSを運用するのに必要な材料がすでにそろっているからなんです。
「これから新しいことに取り組まなければSNS運用ができない」というのは大きな間違いだということです。
この記事を最後まで読んでいただければ、すでに持っている材料でSNS採用を効率的に進め、効果を最大化する方法・具体的な施策が理解できるでしょう。
ただし、この記事で紹介するのは、SNS採用で「バズらせる」という短期・博打的な施策ではありません。
目的は知ってもらい、興味を持ってもらうこと。
そこから応募・見学・DMに確実につながる、地に足の着いた内容をお届けします。
SNS採用の4ステップ(全体像)
まずはSNS採用の流れをざっくり掴みましょう。
① 発信準備(目的・ターゲット) ② 発信設計(何を誰にどう伝えるか) ③ 投稿運用(継続・改善・分析) ④ 応募導線(次アクションへ誘導)
① 発信準備:目的とターゲットを決める
まずは、採用の目的とターゲットを決めます。
- 採用目的を言語化:例「10代〜20代の見習いを毎年2名採用」
- フィットする価値観:安全第一・チームワーク・地元志向 など
- 競争しない強み:小規模ゆえの面倒見、資格支援、丁寧な育成
方向性に芯が通るまで、入念に採用目的・自社の強みを洗い出しましょう。
② 発信設計:何を誰にどう伝えるか
相手像に合わせてトーンとコンテンツを調整します。
- 高校生向け:カジュアル・短尺・絵文字OK/雰囲気重視
- 経験者向け:安定感・待遇・工程管理の丁寧さ/会社の信頼性重視
- 親世代向け:安全対策・教育体制・福利厚生/安心して働ける空気感重視
発信内容を決める際は “映える”より“空気が伝わる”写真を。顔・声・所作など人の温度が見える素材が最強です。
③ 投稿運用:継続と改善
次に、実際の運用に映ります。
まずは運用してみて、どういった効果があるか継続的に分析・改善を行っていきましょう。
- 週2〜3本の軽い更新を習慣化(例:#今日の現場 #職人の一日)
- フォーマットを固定(写真1枚+ひとこと+採用導線)
- 月1で振り返り:プロフィール訪問数、保存数、DM件数を確認
ただし、分析・改善を繰り返すためには担当者をつける必要があり、人件費がかかってしまいます。
本来取り組むべき重要な業務が疎かになってしまい、売上に打撃を与えそうなのであれば、継続・改善業務を社外に任せることも1つの方法です。
④ 応募導線:次アクションへ誘導
ある程度アクセスが集まってきたら、ユーザーを具体的なアクションへ誘導します。
- プロフィールに採用ページ・LINE・フォームへのリンク
- ハイライトに「募集要項/教育制度/見学の流れ」固定
- 投稿末尾に軽いCTA:「見学希望はDMでどうぞ」
ワンクリックで応募ができるなど、手間がかからない仕組みを作ることで、ユーザーもアクションを起こしやすくなります。
成果が出る会社の共通点
ここまで読んで、SNS運用の具体的な流れが理解できたかと思います。
しかし
「自社には難しいかもしれない…」
と感じた方もいるかもしれません。
自社でSNSを運用している状況をイメージしてみてください。
もし、以下のキーワードで少しでも従業員の顔や会社の雰囲気が頭に浮かぶのであれば、SNS運用に取り組む価値があると言えます。
- 人を主役にできるか(笑顔・掛け合い・声がけ)
- SNS運用を止めない本気度があるか(完璧主義より“続ける設計”)
- 誠実に運用できるか(盛らない・嘘をつかない・安全配慮を示す)
- やる気のある人材がいるか(新しいことに取り組める・企業文化醸成に興味がある)
よくある勘違いと失敗例
❌ すぐ応募が来ると思う
信頼の積み上げが前提。
効果は3〜6か月を目安に運用する必要があります。
最初は少しずつフォロワーが増えたり、DMが届いたりし、長期運用で理想のターゲットからアクションがあるイメージです。
❌ 若者ウケ過剰で“自社らしさ”が消える
流行音源や派手な編集より、等身大の誠実さが長期で効いてきます。
自社らしさを意識して運用することが重要です。
とはいえ「自社らしさ」を理解するには、は客観的に見てもらう必要があるかもしれません。
株式会社アリカでは総合的なマーケティング施策提案・実行を行っております。
お任せいただければ、貴社の強み・アイデンティティの理解から提案させていただきます。
❌ 投稿が止まる
「何を投稿するか」で悩むのが停止原因。
最初にテーマを3本だけ決め、ローテーションで回しましょう。
- テーマA:今日の現場(30秒)
- テーマB:職人紹介(写真+ミニQ&A)
- テーマC:安全・教育(朝礼/資格支援)
これだけでも自社の魅力をアピールできるコンテンツとなります。
広報 × 採用 × 信頼づくり —— SNSの副産物は大きい
ちなみに、採用のための広報活動として、WEB広告、CM、ハローワークといった手法もあります。
しかし、これらの手法と比較してSNS運用でしか得られない魅力があることをご存じでしょうか。
それは、以下の3つです。
- 地域の認知が上がる(家族・学校・取引先にも届く)
- 社内の一体感が高まる(紹介・リファラルが増える可能性)
- 取引先からの印象が改善(現場の丁寧さが可視化)
運用体制が整えば、低コストで自社の強みをアピールし続けられるため、長期的に信頼資産をさせられます。
最初の一歩:まずは「1枚の写真投稿」から
最後に、ここまで読んでくださったあなたに向けて、今からできるSNS運用の具体的な方法を紹介しますね。
完璧を目指すと手が止まります。
今日からできるミニチェックリストをもとに、具体的なアクションを進めてみてください。
今日からできるミニチェックリスト
- 現場の笑顔 or 作業の手元を1枚撮る
- ひとことキャプション(20〜40字)
- 最後に導線:「見学はDMでお気軽に」
- プロフィールにリンク設置(募集要項/LINE)
小技: ルーティン化のため、毎週同じ曜日・時間に予約投稿すると継続しやすいです。
まとめと今やるべきアクション
- SNS採用の目的は知ってもらい、好きになってもらうこと
- “映え”より空気感。人の温度が伝わる素材を
- 3〜6か月の継続で信頼が積み上がり、自然とDMや応募に
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